ちょっと粉瘤(ふんりゅう)って何なのさ?何科で受診するのさ?

健康・ダイエット

なんてタイトルで書いてみたのですが、粉瘤(ふんりゅう)は初めてではないのです。

それは粉瘤(ふんりゅう)

さて、ワタクシが粉瘤に初めてお目にかかったのは、かれこれ数年前です。
左耳の耳たぶの裏っ側が、ぷっくりと膨れてきてました。
「なんか腫れてきたなー」と思ってたのですが、痛いわけでもなかったので、すっかり放置していたら、突然出てきたんです。粉瘤(ふんりゅう)の野郎が。
左耳を触ったら、灰色の汁状のものが手に付着しているのです。
もう1回触ったら、な、なんとブビビッと更に大量の灰色の汁状のものが明らかに耳から出てきていたのです。
ここで軽く混乱。
ん?灰色?グレー?すか。
人間の身体から灰色の液状のものが出てくるという経験や知見がなかったワタクシが、自分の身体から灰色の液状のものが出てくるのを見たのです。
しかも、とんでもなく臭い!

マイガッ!!驚きと恥ずかしさと混乱とで、まずは隠す。そしてもう1回臭いでみる。
そしてネットで調べて、ようやくそれが「粉瘤(ふんりゅう)」であることに辿り着きました。

で、粉瘤(ふんりゅう)って何?

でまぁググってみますと、こんな感じです。

別名は「アテローム」。何かのきっかけで皮膚の下に袋ができ、その袋の中に老廃物(垢や皮脂)やら膿やらがたまってデカくなっていくもの。
痛みはなく、放置しておいても問題ないが、バイ菌が入ると腫れてくる。袋の中の老廃物だけ絞り出しても袋が残ってしまってるので、根治するには手術して袋そのものを取り除くしかない。

すごくざっくり言うとこんな感じ。
てことで、手術するしかないみたいすね。ガーン。

んもー。粉瘤(ふんりゅう)って一体なんなんだよ。ニキビでも、出来物でも、イボでもない。
痛くもないし、痒くもない。
この数年間すっかりワタクシの身体の一部となって、生活してきたので当たり前すぎて気にも留めてませんでした。
しかも最初は耳だけだったのに、いつしか背中にもできている。
しかも、背中の粉瘤(ふんりゅう)は、この1週間くらいで、何だか少しづつ大きくなってきている。しかも赤く腫れてきて、ちょいと痛いぞ。
ムムム。こうなってくると、痛いの嫌なので、病院に行って診てもらおうかなと。

ところで診療は何科なの?

先に言っておきます。

「形成外科」 か 「皮膚科」 です。
ただし「粉瘤(ふんりゅう)の手術をやっているか」を病院に事前確認要です!
ワタクシなんか、2つも病院に行きましたもんで。
しかも手術様式が2つあることを知って、3つ目の病院に行こうかと思ってるくらいでしたから。

手術はどうなる?費用はお幾らマンエン?

気になるのはここですね。大体、痛いのが嫌なんですよ。なのに手術ですかい。
まあ麻酔するのは分かってますけどね。
でも、響きが嫌なんですよね~。手術、オペ・・・単純に痛そうなので嫌なのです。

手術の種類

どうも2種類あるようですね。ワタクシはそもそも、それを認識してませんでした。
見てると、へそ抜き法が身体への負担が少なくて良さそうなんですが、へそ抜き法の手術をするには、下記のような要件があるみたいです。
てことで、ワタクシは外科切除です。オペっすね。オペ。怖ぇえぇぇぇ。
*あまり大きなサイズでないこと
*皮膚に癒着してないこと
*皮膚の薄い部分であること(背中とか臀部→ケツとか皮膚の厚い部分はダメ)
*化膿したことがないこと

(1)外科的切除法
麻酔→切開+老廃物+袋を取り出す→縫合
(2)へそ抜き法
局所麻酔→パンチで粉瘤に穴を空ける→老廃物+袋を取り出す。
*あまり大きなサイズでないこと
*皮膚に癒着してないこと
*皮膚の薄い部分であること(背中とか臀部→ケツとか皮膚の厚い部分はダメ)
*化膿したことがないこと
MedicalNote #粉瘤 粉瘤ができる原因とは 予防法は存在するのか

手術の費用


粉瘤(ふんりゅう)の診断、検査、手術は全て保険診療OKのようですね。
どうも、「粉瘤(ふんりゅう)の大きさ」「露出部位(顔・首・肘から指先まで)か否か」によって、費用が変わるようですね。
ワタクシは7㎝くらいの大きさのモノが、背中(非露出部位)に出来ているので、その前提だと手術費用は13,000円くらいはかかりそうですね。診療費やら検査費用やら諸々込で20,000円弱くらいはかかりそうな感じです。
おおぉ、手術の痛みに加えて、お財布にも痛いのね。
ほんでもって、あんまり手術方式による比較をしてくれているサイトがないので、まとめてみました。

ここまでの経緯・・・病院を2つも受診

他の方のブログを見ていると、その日の内に手術できる!なんて書いてあるもんですから、
「どうせ切除するなら、とっとと取り除いた方がいいよね~」と思い立ち、会社を休んで電車を乗り継いで病院に辿り着きました。
そーなんです。木曜日って休診の病院が多いんですよね。
で、診察してもらったんですけど、まさかの「炎症を起こしているので、手術は後日。まずは抗生物質の薬と痛み止め飲んで様子見てください。手術の予約も混みあってるし、お盆休みもあるし、手術は8月下旬だね」なんて言われてしまいました。

「何だと。今はまだ7月上旬なのに、何で手術が1か月以上も先なんだよ。お盆休みとか呑気なこと言ってんじゃねーよ、痛えんだよ、こっちは!」とも言えず、すごすごと帰宅いたしました。
その日以降、抗生物質と痛み止め(ロキソニン)を処方してもらって飲んでいたのですが、2日分飲んでも炎症は治まらず・・・ロキソニン飲んでいるから何時間かは痛みはなくなるんですけど、夜になったら効果が切れてきて、また痛くなる始末です。
なもんで、やっぱり土曜日に近くの病院に行って、すぐにと言わないまでも、7月中に切ってもらえるなら切ってもらおう!と思い立ち、近所の病院に行くことにしました。

車で20分ほどの場所にある病院なのですが、初診ということもあってか待つこと1時間。
予約診療と思しき後からやってきた患者さんに抜かれていくこと10数名。
やっと呼ばれて症状を説明したところ・・・

先生「ウチでは粉瘤の切除はやってないからね。いつも別の病院を紹介してますよ」
ワタクシ「こらこらこらこら、なんでやねん!HPの診療時間の記載に手術の時間がわざわざわ確保されとったやないか!!それはいったい何の手術のことやねん。皮膚科で手術って言うたら粉瘤とかイボとかの切除手術って思うやないか。しかも大体何分待ったと思ってんねん。初診やからかもしれんけど、後から来た予約診療の患者さんに10数名に先に診療されて、散々待たされたあげくにようやく診療してもらったと思ったら”粉瘤の手術はやってません”とはどういう了見しとんねん!診察も2分くらいで終わっとるやないか。俺のことを暇やと思てんのか。それやったら最初からHPに”当院は粉瘤の手術は行っておりません”て書いとけや、ボケー」とも言えず、「事前に電話で聞いておくべきしたね。ありがとうございました」とすごすごと診察室を後にしました。

「粉瘤の手術をやっているか?」を事前に病院に電話して確認しておくこと!
なんて当たり前のことなんだと思われると思いますが、それをしておかないと、どこかの誰かのように貴重な時間を無駄にしてしまうことになりますので、是非ご注意くださいませ。

粉瘤(ふんりゅう)噴出!

ということで、もう諦めて最初に行った病院で8月下旬に手術をすることに決めました。
炎症は治まりませんけど、薬がなくなったらもう1回病院に来なさいと言われてたし、とりあえず来週のどこかで行って来ようかなと。

5日目にあたる今日、最後の薬を飲み、全然腫れが引いてない粉瘤(ふんりゅう)を見た長女に「お父さんのイボイボ気持ち悪いー」とか言われて、「だまらっしゃい!!イボじゃなくて粉瘤(ふんりゅう)じゃ」とか子供には分かりづらいコメントを返して、買い物に行こうと服を着替えようとしていたその時です。
ヤツが顔を出しました。
粉瘤(ふんりゅう)の様子を奥サマに見てもらっていたそのときに、灰色の老廃物と膿がドピュッと飛び出し、「キャッ」という40代の奥サマには似つかわしくない黄色い悲鳴を聞くことになったのです。オエー。

ということで、次回の「手術編」に続く・・・マジで手術が嫌だ。

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